グレートバリアリーフはひと続きのリーフではなく、2900以上のリーフと900の島々から成る世界最大のサンゴ礁構造であり、世界最大の海洋公園です。その規模はあまりに巨大で、なんと月からも見ることができます!
グレートバリアリーフの全長は約2300km(1300マイル)にわたり、北はパプアニューギニア付近から始まり、クイーンズランド沿岸を南下してバンダバーグ(ブリスベンの少し北)まで続いています。
その面積はおよそ3,500万ヘクタール——なんとサッカー場約7000万面分に相当します!
複雑な地質の歴史
グレートバリアリーフが成長を始めたのは約1800万年前とされます。その後、氷河期や海面低下などの地質学的な出来事によって、リーフの成長は何度も中断されてきました。
現在見られるリーフは、最終氷期後の過去8,000年の間に、古いリーフの上に新たに形成されたものです。グレートバリアリーフは、世界で最も多様な海洋生物が生息する場所のひとつとされています。
多様な海洋生物
グレートバリアリーフは、世界で最も生物多様性に富んだ海域のひとつであり、以下のような数多くの種が確認されています:
グレートバリアリーフの1立方メートルには、世界のどの環境よりも多くの動植物種が存在しており、熱帯雨林さえも上回るといわれています。実際、グレートバリアリーフ内の一部のリーフでは、カリブ海全体よりも多くの魚種が確認されています。